50代女性 腰椎ヘルニアが改善

初診問診

来院動機と姿勢分析

来院の4日前に長時間飛行機の座席に座っており、立ち上がろうとした際に違和感があり、飛行機から降りた後から徐々に歩けなくなり、整形外科を受診。腰椎椎間板ヘルニアの診断を受けた。

20年前にも同じような痛みがあり、1週間ほどの安静と痛み止めで動けるようになったが、今回は痛みが引く感覚がなく、仕事も始まるためせめて座ってられるように改善させたいと来院された。

姿勢の分析では、骨盤の前傾と左右差が強く、立っている重心もかなり前でとっている状態で、腰、骨盤周りの負担が大きく、自分の身体を支える機構が破綻していた。5分程しか座ってられず、痛みが増強、しかし立ち上がるのも困難になる状況だった。

 

治療と経過

初回施術

来院日から4日後には座り姿勢の多い仕事が再開するのと、取れる姿勢に限りがあるため、特別診療での治療を行った。炎症により熱感が強く、外科台での姿勢はとれたため、アイシングを10分ほど行ってからローラーの処置をした。処置後は座ることができるようになり、立ち上がりも痛みが減少した。うつ伏せの体勢もとれたため、炎症の起きている箇所の周りの筋肉に筋肉調整でアプローチした。日常で支障が出ていたため、次の日の通院を促し、アイシングも伝えた。

2回目施術

前日より痛みの度合いが10段階のうち、3まで低下した。

家で過ごすには痛みはほとんどなく、歩行時や同じ姿勢を取っていると痛みが出る状態に変化していた。早期改善と歪み自体も強いため、特別診療と筋肉調整で継続していくよう治療方針を決定した。自宅でできる体操を教え、さらに習慣の改善ができるようにしていく。

5回目施術(1週間半経過)

仕事も再開し、座ることが多くなってきたが、歩行時の痛みは無くなり、患者様も歩行時の足の上がり方に変化を感じていた。座り姿勢が長く続くと、痛みは少し出るが、痛みの度合いは今回痛める前の状態の時と同じような痛みに変化して、座ってられるようになった。

腰の筋肉の左右差が強いのと、同じ姿勢が続くことが日常で多いため、タンパーを追加し、脊柱の柔軟性の向上を目的にさらに歪みの改善をしていく。

10回目施術(1か月経過)

長距離の移動で座っている時間が長くなっても痛みは出ることなく、若干の筋肉の硬さを自覚するほどに変化した。初回と姿勢の変化も見てみると、身体を中心で支えられるよう、重心、傾きが改善されていた。痛みの早期改善のため、高い頻度での通院をしてもらっていたが、今後は歪みの改善と再発防止を目的に頻度を落としながら通院を続けていく。

施術者のコメント

急性的に痛みが出てきて、日常生活に支障が出るほどの状態でヘルニアの診断も受けましたが、日常の習慣や筋力により、歪みが形成され、ヘルニアに至るほどの歪みになります。

当院ではしっかり今出ている症状もとっていきますが、症状が改善してきた後も、体の歪みをとっていき、再発防止と今後出る可能性もある症状も未然に予防できるように身体を診させていただいております。

同じようにヘルニアの診断を受け、症状にお困りの方はご連絡ください!