70代女性 坐骨神経痛が改善

来店動機

1週間前に人に靴下を履かせようと屈んだ時に違和感を感じ、徐々に痛みが増し、座ってられないほどに悪化してしまったため来院。

初診問診

介護をしており、人に靴下を履かせようと屈んだ際に、今までにない違和感を左の腰、臀部に感じ、日が経つごとに痛みが悪化し、来院時には座ることができないほどの痛みにまでなっていた。

元々両膝とも変形性膝関節症と診断を受けており、足先には痺れが常にある状態だった。

身体所見と治療、経過

初回施術

初回は姿勢分析を行い、かなり前重心になっており、骨盤の左右差も強く出ている状態だった。

座っているとすぐに臀部に痛みが走り、同時に下腿部にも痛みが出ていた。

症状別矯正で坐骨神経痛に対する処置と筋肉への処置を行った。

2回目施術

初回治療後は痛みも減っていたが、家に帰り少し経つとまた痛みが戻ってしまっていた。

座っていることはできるようになったが、痛みの変化が少なかった。

家でのアイシングとWB体操を伝え、自分でも骨盤の安定と潤滑ができるように促した。

7回目施術(初回から3週間後)

施術後は痛みが減るが、日常生活でどうしても痛みが戻ったり、日によって症状に波がある状態だったため、運動療法に切り替え、関節の安定を図った。

施術後は歩行に変化があり、当日は歩行時に痛みを感じていたが、痛みが減少し、軽やかに歩けるように変化した。

運動療法を続けて、状態の変化を診る。

11回目施術(初回から1か月後)

初回に比べ痛みのレベルがかなり下がり、歩行時や座っているときの痛みはほとんどなくなっていた。

写真でも後傾していた骨盤がしっかり起き上がり、腰、臀部へかかる負担が少なくなるように骨格も変化していた。

元々の膝の症状や足先の痺れも改善できるよう治療を継続していく。

現在(初回から3か月後)

現在は腰、臀部の痛みは全く無く、歩行時、座っているときも問題ない状態になっている。

元々の足先の痺れも8割程減少しており、テーピングを貼って正しい身体の使い方を身体に癖付けさせている。

新たに変形性膝関節症の階段の昇降時の痛みの改善を目標に継続して治療をされている。

施術者のコメント

この方は、元々変形性膝関節症や歪みも強い状態で生活されていて、介護での負担がきっかけで症状が強く出てしまっていました。日常生活に支障が出ると、その時の症状にフォーカスしがちですが、元々の体のバランス、既往歴なども加味して治療を進めていくことで、その時の症状の改善はもちろん、日常的にもあった症状までしっかり治していくことができます。

そうやって治療していくことで、再発しない体づくり、ADLの向上にもつながるため、より健康的な体を作っていくことができます。

同じように症状にお困りの方はぜひご相談ください!