40代男性 頸椎ヘルニアが改善

初診問診

姿勢分析と治療方針

5年前に整形外科で頸椎ヘルニアの診断を受け、症状がひどい時は別の接骨院に通っていた。

当院に来られる2週間前から痛み、痺れが悪化し別のアプローチを探して来院された。

姿勢分析では、頭が体の中心より大きく前に傾き、頸椎にかなり負荷をかけていた。

週1回の通院で痺れの症状が出ている段階では症状別矯正、痺れが消失したら骨盤、背骨矯正で根本から治す方針で治療を開始した。

治療と経過

初回施術

紹介は症状別矯正で背骨の矯正と痺れの出ている前腕、指に対しての処置と全体の筋肉の処置を行った。

痺れの変化はなかったものの、首の可動域が広くなり、首回りの筋肉のハリが減少した。

日常でも治療効果が維持できるようテーピングと自宅でのアイシングを促した。

4回目施術(3週間後)

痺れの範囲に変化が出てきた。

示指の痺れが強かったが、手のひら全体の痺れに変化し、指の痺れは消失、前腕の筋肉のハリ感も減少した。

引き続き当院の治療とテーピング、自宅での体操、アイシングで患者様にも協力してもらいながら治療を進めていく。

7回目施術(6週間後)

指、手のひらの痺れは消失したため、背骨、骨盤矯正に切り替え、首の痛みの改善と根本的な改善のため治療を続ける。

中問診で再度姿勢分析を行い、重心が中心に近づき、首の傾きも減少していたため、さらに根本的な改善も目指す。

13回目施術(3か月後)

最初の指の痺れ、前腕のハリ、首の痛みは改善され、首から腰にかけてのハリ感に症状が変化した。

ペースを2週に1回にしたが、痺れ、痛みの再発はなく、さらに頻度を空け、状態によっては卒業も視野に入れて治療を行っていく。

19回目施術(5か月後)

3週間程期間を空けて通院されたが、再発もなく、強いて言えば腰、背中のハリが症状として残る状態だった。

骨格も体の中心に頭の位置が矯正され、骨盤の前傾も改善された状態を維持できていたため、患者様も卒業を希望していたため、自宅でのケア、体操、アイシングは継続してもらうよう促し、治療を終了した。

施術者のコメント

頸椎ヘルニアと診断を受ければ、一生付き合っていくものと思う方も多くいると思いますが、

体のバランスをしっかり改善させていけば、このような難治性の疾患でも症状の改善はできます。

全体の歪みが強いバランスの兼ね合いでヘルニアは起きていきますので、治療、日常での習慣、体操などで身体は変えていけますので、同じような症状にお困りの方はご連絡下さい!